小さくても栄養価の高い栗

栄養と作用

栗は9月~10月が旬の秋の味覚。和洋を問わず、料理や菓子などに広く使われる食品です。縄文時代の遺跡から栗が食用とされてきた形跡が見つかるほど、人々に古くから親しまれてきました。

栗の鬼皮といわれる外側のかたくてツヤツヤした皮をむくと、その内側に渋皮という薄い皮が重なっています。渋皮という名のとおり、この皮には渋味があるので皮をむいて食べがちですが、この部分には、強力な抗酸化作用をもつ、タンニンという成分が含まれています。

タンニンはポリフェノールの一種で、お茶やワインなどにも含まれている成分です。老化を引き起こす活性酸素を除去したり、皮膚を保護するはたらきがあります。ただし、タンニンには鉄と結びついて鉄の吸収を阻害するはたらきもあるので、摂り過ぎないよう注意しましょう。

栗の主成分は、エネルギー源となる炭水化物です。ほかには、炭水化物の分解を促し、疲労回復に効果的なビタミンB1が含まれています。炭水化物が体内で効率良くエネルギーに変換され、疲れた体を癒やします。また、ビタミンCも多く含まれています。ビタミンCは、免疫力を強化するので、体力を回復させるのや風邪を予防するのに役立ちます。肌荒れの改善や美肌を保つのにも良いです。

栗は一粒が小さいですが、このように大切な栄養が含まれているのです。

調理

栗は外皮がかたいので、そのまま皮をむくと指先が痛くなります。栗の形を生かして料理に使うなら、皮をむくときは、数時間~1日くらい水に浸たし、外側の皮をやわらかくするとむきやすくなります。鬼皮と渋皮をむいたあと、水につけアク抜きをしてから調理しましょう。

食べ合わせ

疲労を回復するビタミンB1と、ストレスの解消につながるビタミンCは、どちらも暑さで消費されてしまう栄養素です。ふたつを組み合わせて摂ると、夏バテを予防します。

こんな食べ合わせが体にいい

  • 栗(ビタミンB1・ビタミンC)に鶏肉(ビタミンB1)をプラスして、夏バテの予防。
栗

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