疲労回復や風邪の予防に役立つびわ

栄養と作用

びわは、奈良時代にインドから仏教とともに日本に渡ってきたといわれ、古くから栽培されてきた果物です。びわがもつ優れた薬効は、インドの仏教の経典に記されていて、人々に伝えられてきたといいます。

びわという名前は、実の形が弦楽器の琵琶(びわ)に似ていることから付けられました。

びわに含まれている栄養素や成分で特徴的なことは、カロテノイドというファイトケミカルが多いことです。ファイトケミカルは、活性酸素を除去する抗酸化作用が注目されています。

びわといえば皮も果肉もきれいなオレンジ色をしていますが、このオレンジ色は、カロテノイドという色素によるもので、カロテノイドの含有量が多ければ多いほど色が濃くなり、逆に含有量が少なければ色は薄くなります。

びわに含まれているカロテノイドには、β-カロテンと、β-クリプトキサンチンがあります。これらの含有量は、果物の中でも特に多く、生活習慣病を予防したり、疲労の原因となる活性酸素を除去します。

β-カロテンは、体内で必要な分だけビタミンAに変わり、皮膚や粘膜などを守って抵抗力を高め、健康に保ちます。

抗酸化成分としてはほかにも、ポリフェノールのタンニンや、クロロゲン酸などが含まれています。皮をむくと、すぐに変色してしまうのは、このポリフェノールが含まれているためです。

びわの実は、漢方や民間療法で、疲労の回復に用いられてきた以外に、口、肺、気管支の乾きを潤して、せき止めの薬としても利用されてきました。殺菌力があるので、せきが出るときにびわの実に砂糖を加え煮詰めたものを食べると、症状が緩和されるといいます。

また、びわは、葉のほうにもサポニンやタンニン、ビタミンB1、ビタミンCなどの栄養成分が含まれていて、民間療法で用いられていました。

ちなみに、びわの実は収穫してしまうと追熟はしませんから、できるだけ新鮮なものを手に入れて、早く食べることがポイントです。冷やしすぎると甘味が落ちるので、常温で保存しておいて、食べる1~2時間前に冷やすと良いでしょう。

食べ合わせ

ともに抗酸化作用をもっているβ-カロテンとビタミンCを一緒に摂ることで、細胞を丈夫にして、風邪の予防に役立ちます。

こんな食べ合わせが体にいい

  • びわ(β-カロテン)にキウイフルーツ(ビタミンC)をプラスして、風邪の予防。
びわ

びわ

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