栄養の宝庫の牡蠣は体のさまざまな機能を改善する

栄養と作用

牡蠣(かき)は「海のミルク」と称されるように、とても栄養が豊富な食材です。古代人の生活がうかがえる多くの貝塚からは貝殻も発見されていて、日本では昔から食用とされていたようです。

真牡蠣(まがき)といわれる牡蠣は、秋から冬の寒い時季に旬を迎えます。春から夏の産卵のために栄養を蓄えていたり、グリコーゲンという旨み成分の量が増えるのでおいしくなります。岩などに付着した牡蠣はほとんど体を動かさずに一生を過ごすので、筋肉が退化して体はほぼ内臓だというのですが、多くの海水を吸い込んでその栄養分を蓄えているのでミネラルが豊富なのです。

栄養の宝庫といわれる牡蠣には、多くのアミノ酸など良質なタンパク質、鉄や銅、カルシウムなどのミネラル類、ビタミンB群やビタミンAなどのビタミン類といった、たくさんの栄養成分が含まれています。

鉄、銅、ビタミンB12や葉酸には造血作用があって貧血の防止にはたらき、亜鉛は味覚機能を正常に保つのに役立ちます。カルシウムとマンガンは丈夫な骨をつくり、骨粗しょう症の予防になります。

旨み成分で糖質のグリコーゲンは、おもに私たちの肝臓や筋肉に蓄えられるエネルギー源で、疲労を回復したり、血糖値を調整したり、脳を活性化するはたらきがあります。

アミノ酸の一種のタウリンには、悪玉コレステロールを低下させるはたらきがあって、血圧を正常に保ったり、動脈硬化の予防に期待ができます。また、グリコーゲンなどと共に肝機能を強化するので、悪酔いや二日酔いの予防や改善に役立ちます。

調理

牡蠣といえばノロウイルスなどの食中毒が心配されるところですが、十分に加熱して食べることで防ぐことができるといいます。熱湯で1分以上を目安に加熱して、食中毒の発生を防ぎましょう。

食べ合わせ

血液をつくるはたらきをする鉄や銅、ビタミンB12と、鉄の吸収率を良くするビタミンCを合わせて摂ることによって、効果的な貧血予防に期待ができます。

こんな食べ合わせが体にいい

  • 牡蠣(鉄、銅、ビタミンB12)にレモン(ビタミンC)をプラスして、貧血の予防。
牡蠣

牡蠣

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