クエン酸を含む梅干しは優れた健康食品

栄養と作用

日本人にとってなじみのある梅は、昔から利用されてきた伝統的な食品です。塩と赤いしその葉で漬け込んだ昔ながらの梅干しには、健康維持に大切な栄養が含まれています。

梅干しといえば、まずはあの酸味を思い出すでしょう。思い浮かべるだけで、唾液が出てくる人もいるかもしれません。この酸味のもとになっているのは、クエン酸という有機酸です。

クエン酸は、唾液や胃酸の分泌を促し、胃腸のはたらきを活発にするので食欲の増進につながります。また、疲労物質である乳酸を分解するはたらきがあって、疲労回復に効果的なことでも知られています。

疲労やストレスが溜まったままでいると、エネルギー代謝の効率が悪くなって乳酸が体内に蓄積されます。そして、このような状態が続くとさらに悪循環となってしまいます。

梅干しに含まれているクエン酸は、疲労物質を燃焼させるだけでなく、体を弱アルカリ性に保つことで血液の循環を促し、さまざまな臓器のはたらきを正常にします。免疫力を高めて、病気に対する抵抗力をつけるのにも役立ちます。梅リグナンという抗酸化物質も含まれていて、細胞や組織が酸化するのを防いで、動脈硬化の予防や抗ガン作用が期待されています。

ほかには、二日酔いのつらい時に梅干しを食べると胃の粘膜を修復するのに効果的ですし、梅干しに含まれているクエン酸には殺菌効果があるので、お弁当やおにぎりに梅干しを入れることで食中毒の予防になります。微生物の繁殖を抑える力があって、胆汁の働きを活発にさせ食中毒の原因菌を殺菌してくれます。

また、食物繊維が多く含まれているので、整腸作用や便秘の改善に効果があります。

調理

梅干しをつくるには熟した梅を使い、梅酒や梅のジュースには若い青梅を使います。

梅干しの酸味によるさまざまなはたらきはとても優れたものですが、すっぱいのが苦手だという人は、少量のみりんで溶いて伸ばすことで酸味がやわらぎ、食べやすくなります。ドレッシングにしたり和えものにしたりして、料理にうまく取り入れましょう。

食べ合わせ

ストレスを緩和するはたらきがあるタンパク質と、クエン酸を含む梅干しを組み合わせることで、肉体的な疲労だけでなく精神的な疲労の緩和になります。

こんな食べ合わせが体にいい

  • 梅干し(クエン酸)にイカ(タンパク質)をプラスして、疲労の回復。
梅干し

梅干し

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