昆布のヨウ素が基礎代謝を高め成長を促す

栄養と作用

昆布は海の恵みがギュッと凝縮された食材で、ミネラルがとても豊富に含まれています。なかでも、ヨウ素(ヨード)の含有量は、さまざまな食品の中でもトップレベルを誇ります。

ヨウ素は海水中に多く存在するので、昆布のほかにもわかめやひじきなどの海藻類、魚介類に多く含まれています。人間にとって必要不可欠なミネラルのひとつで、私たちの体内ではのど仏の下の甲状腺に多く存在し、甲状腺ホルモンをつくる材料となっています。

ヨウ素が材料となってつくられた甲状腺ホルモンは、交感神経に働きかけて全身の基礎代謝を向上させます。また、タンパク質、糖質、脂質の代謝を促進して、成長や神経活動を活発にします。新陳代謝が活発になるので、髪や爪、肌を健康に保つのに役立ちます。

ヨウ素が不足すると、体力の低下や倦怠感、脱毛、貧血、成長障害などの症状がみられることがありますが、日本人は海藻を食べる習慣があるため、ヨウ素不足の心配はほとんどないといわれています。ただ、過剰摂取により甲状腺異常が起こる可能性があるので注意が必要です。

昆布はヨウ素のほかにも、カルシウムやカリウム、鉄などのミネラル類、アルギン酸やフコイダンなどの食物繊維を含んでいます。水に浸すとぬめりが出ますが、これは、水溶性食物繊維のアルギン酸やフコイダンによるものです。腸の中で水に溶け、ゲル状となって有害物質を吸着して排出します。血圧の上昇を抑えたり、コレステロールを低下させる働きがあり、動脈硬化を予防します。

さまざまな料理のだしとして使われている昆布には、グルタミン酸という旨み成分が豊富に含まれています。栄養豊富な食材なので、だしを取った後の昆布も食べましょう。

昆布に含まれるフコイダンは「ガン細胞を自殺へ導く」作用もあります。

調理

昆布の旨みはグルタミン酸で、これは、豚肉やかつお節に含まれているイノシン酸という成分と相性が抜群です。それぞれの味を引きたて合って、料理の旨みが増します。

食べ合わせ

カリウムやアルギン酸は血圧を下げ、タンパク質は血管をしなやかにする働きがあるので、これらを一緒に摂ると、動脈硬化の予防につながります。

こんな食べ合わせが体にいい

  • 昆布(カリウム、アルギン酸)と大豆(タンパク質)を合わせて摂って、動脈硬化の予防。
昆布

昆布

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