イカのタウリンが生活習慣病を改善する

栄養と作用

世界で漁獲されるイカのおよそ5割が日本で消費されているといわれているほど、日本人はイカが好きです。刺身のほか、干もの、煮もの、焼きもの、揚げものとさまざまな料理に利用され、日本人の食生活には欠かせない食材となっています。

イカはタコと同じように、頭の部分から直接、腕が生えている軟体動物で、イカの10本の腕には吸盤がついています。イカの種類は大きく分けて2つあり、スルメイカやヤリイカなどのツツイカ類とモンゴウイカなどのコウイカ類に分類され、食用とされているイカは20種ほどだといわれています。

イカは、良質なタンパク質を豊富に含みながら、脂質が少ないので低カロリーであり、肥満ぎみの人にとっては頼もしい食材です。ほかにも、タウリン、ビタミンE、DHA・EPAが豊富に含まれています。

豊富なタウリンには、血中のコレステロールや中性脂肪を減少させる働きがあります。また、タウリンは肝機能を高めるともいわれています。イカには、同じように肝臓の働きを良くする、タウリン以外のアミノ酸も含まれていますので、お酒のつまみにイカの刺身やスルメを食べることは理にかなったことなのです。抗酸化作用のあるビタミンEも多く、タウリンと合わせて動脈硬化を予防するのに効果的です。糖尿病なども含め、さまざまな生活習慣病の改善に期待ができます。

また、パスタなどではおなじみとなっているイカ墨ですが、これには、防腐力の強いリゾチームという物質が含まれていて、ガンの予防に役立ちます。

調理

イカにはタウリンが豊富ですが、身よりもワタに多く含まれています。ワタには代謝を良くするビタミンB2も豊富ですから、捨てずに一緒に食べるのがおすすめです。ただし、塩辛だと塩分が高いので、高血圧などの病気が気になる人は、食べ過ぎに注意しましょう。

食べ合わせ

タウリンと食物繊維を合わせて摂ると、コレステロールを下げる働きをします。ビタミンEとリコピンには、ともに強力な抗酸化作用があるので、動脈硬化の予防・防止になります。また、カリウムとタウリンの組み合わせにはコレステロールの低下作用や血圧の低下作用があって、こちらも動脈硬化を防ぎます。

こんな食べ合わせが体にいい

  • イカ(タウリン)に、ブロッコリー(食物繊維)をプラスして、コレステロールの低下。
  • イカ(ビタミンE)に、トマト(リコピン)をプラスして、動脈硬化の予防。
  • イカ(タウリン・カリウム)に、アサリ(タウリン)をプラスして、動脈硬化の予防。
イカ

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