ブリ DHA・EPA で動脈硬化を防ぐ

ブリ 魚介類
ブリ

ブリ DHA・EPA で動脈硬化を防ぐ働きがあります。ブリの栄養と作用、調理、食べ合わせについて紹介します。

ブリ 栄養と作用

ブリといえば出世魚(しゅっせうお)として知られている魚です。関東と関西ではそれぞれ呼び名は違いますが、成長するたびに名前が4回変わります。その昔、百姓の子だった豊臣秀吉が出世するたびに名前が変わっていったことにちなんで、4回名前が変わる魚を出世魚というようになったとか。

富山や新潟といった日本海沿岸で水揚げされる寒ブリがブランド化されたりして有名ですが、養殖も盛んになっています。養殖されたブリは「ハマチ」と呼ばれることもあります。

ブリの旬は12月~2月頃の冬です。天然のブリは2~4月頃に産卵期を迎えますが、その前に栄養をたっぷり蓄えるため、特に、脂がたっぷりのった状態になります。ブリはサンマサバイワシなどと同じ青魚ですが、これらの青魚の脂には、不飽和脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が豊富に含まれています。

ブリは、成長するに連れ、だんだん大きな小魚を食べるようになり、成長すると、同じ青魚のアジイワシイカなどを捕って食べるようになります。エサとなる魚自体にDHA・EPAが含まれているので、それらを食べるブリも多くのDHA・EPAを含んでいるといえます。

DHA・EPAは、血液中のコレステロール値を下げて生活習慣病を防いだり、脳細胞を活性化させたり、さまざまなはたらきが期待できます。不飽和脂肪酸は酸化しやすいのですが、ブリには酸化を防止するビタミンEが多く含まれています。

また、カルシウムの吸収を助けるビタミンD、糖質の代謝を促すビタミンB群、貧血を予防・改善する鉄、肝臓のはたらきを助けるタウリンやナイアシンも豊富です。

一番脂ののった時期のブリは寒ブリと呼ばれ栄養成分が高いのですが、魚の中ではカロリーも高いですから、食べ過ぎには注意しましょう。

調理

しょうがを入れて調理すると、味が引き立つほかにも、風邪を予防したり、新陳代謝を活性化するのに役立ちます。

食べ合わせ

ねぎに含まれる硫化アリルとビタミンCの抗酸化作用が細胞を丈夫にします。ブリのタンパク質、DHA・EPAと合わせて摂って、動脈硬化や心筋梗塞を防ぎます。

こんな食べ合わせが体にいい

  • ブリ(タンパク質、DHA・EPA)にねぎ(硫化アリル、ビタミンC)をプラスして、動脈硬化の予防。
ブリ

ブリ

魚介類

コメント

  1. […] 予防に効果があります。また、ブリに含まれているPOA(パルミトオレイン酸) には、脳の血管の栄養を補い、血管壁を丈夫にする働きがあるとされています。http://www.hood-memo.info/yellowtail/ […]

  2. […] ぶり DHA、EPAが豊富で、記憶力の向上、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病などの予防に効果があります。また、ブリに含まれているPOA(パルミトオレイン酸) には、脳の血管の栄養を補い、血管壁を丈夫にする働きがあるとされています。 https://www.hood-memo.info/yellowtail/ […]

  3. […] ブリ […]