あんずで貧血、高血圧を予防する

栄養と作用

ほどよい酸味と甘味をもったあんずはアプリコットとも呼ばれる果物で、ドライフルーツやジャム、果実酒などによく使用されています。あんずの実には貧血を予防するはたらきがあるため、貧血気味の人は、積極的に取り入れて食べたい食材です。

果物の中でも、β-カロテンの含有量が特に多いのが特徴で、乾燥肌を防ぎ、皮膚の健康を保つはたらきがあります。β-カロテンは体内でビタミンAとしてはたらき、老化防止(アンチエイジング)などに効果が期待されています。

また、あんずにはむくみや高血圧の予防が期待されるカリウムや便秘を解消する食物繊維も多く含まれています。 昔から、あんずの果実には体を温める作用があるといわれていて、冷え症の改善にも役立ち、女性のためのフルーツともいえます。

そのほか、リンゴ酸やクエン酸も豊富に含まれています。特にクエン酸は疲労回復に効果が期待されます。

体の中で鉄分が不足すると鉄欠乏性貧血となり、めまいや身体のだるさ、食欲不振などといった症状があらわれやすくなるのですが、あんずには鉄分が豊富に含まれています。特に、若い女性や妊婦さんは鉄欠乏性貧血になりやすいこともあり、積極的に鉄分を摂る必要があります。

あんずにカリウムが含まれているのは先に言いましたが、カリウムは体内でナトリウムとのバランスを保つことで血圧を正常に保つ役割をもっています。近年では、加工食品など塩分を多く含んだ食事によって体内のナトリウム濃度が高まり高血圧の人が増えていますが、カリウムを摂取することで、高くなった血圧を下げるはたらきがあります。ですから、カリウムを含むあんずは高血圧を予防したり改善するのに効果的です。

ただし、あんずには果糖が含まれていて、砂糖と比較して糖質が体に吸収されやすい性質をもっています。食べ過ぎには注意が必要になりますし、さらに干したあんずだとカロリーが高いので注意しましょう。

調理

生で食べてもおいしいのですが、干したあんずの場合、生のあんずの約8倍もの鉄分が含まれているため、干したあんずを積極的に食べるようにするとよいでしょう。

食べ合わせ

あんずの栄養を効率よく摂るためには、鉄分の吸収率を高めるビタミンCを一緒に摂るのがおすすめです。

あんずには抗酸化作用のあるβ-カロテンが含まれています。コレステロール低下作用のあるリノール酸・α-リノレン酸などが含まれているアボカドと合わせることで動脈硬化の予防に期待ができます。

こんな食べ合わせが体にいい

あんず(β-カロテン)にアボカド(リノール酸・α-リノレン酸)をプラスして、動脈硬化の予防。

あんず

あんず

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする