ホッケのビタミンA(レチノール)が肌や髪を守る

栄養と作用

ホッケは、ごはんのおかずやお酒のおつまみとしても人気の魚。日本では北海道がおもな漁場で、羅臼や礼文などが産地です。春はエサを求めて、また秋には産卵のために沿岸にやってくるので、春と秋に漁獲量が増えます。ホッケは、漢字では魚へんに「花」と書くように、北海道で桜が開花する5~7月頃に、脂がのって一番おいしくなるといわれています。

国内で獲れるホッケはおもに「真ホッケ」です。成長するごとに呼び名が変わる出世魚です。最終的に、回遊せず沿岸部に住みついて大きく成長したホッケは「根ボッケ」と呼ばれますが、この根ボッケは大きく脂がたっぷりとのっていて、高値で取引されています。

北海道よりさらに北の、ロシアのオホーツク海などで水揚げされる「縞ホッケ(しまほっけ)」は、真ホッケよりも脂ののりが良いのが特徴です。縞ホッケは名前のとおり、皮に太くて白い縞模様が数本入っているので、簡単に見分けることができます。

北海道では店頭で生のホッケを見かけますが、ホッケは鮮度が落ちやすいことから、北海道以外ではおもに開いた干物が出まわっています。

ホッケにはビタミンA、ビタミンB群、ビタミンDや、カルシウムが比較的多く含まれています。ホッケの開きは身が離れやすく子供でも食べやすいですが、骨や歯をつくるカルシウムと、カルシウムの吸収を良くするビタミンDが多く含まれるので、成長期の子供にはピッタリの食材です。また、骨粗しょう症の予防にもなりますから、大人も食べておきたい魚です。

脂がのったホッケはビタミンA(レチノール)が豊富です。脂溶性のビタミンであるレチノールは、皮膚や粘膜、髪を守る性質があって免疫力を向上させ、風邪の予防に役立ちます。また、目の健康維持にもはたらきます。ビタミンAが欠乏すると、皮膚や粘膜、爪などが乾燥して弱くなるために、免疫力が低下してウイルスや細菌に感染しやすくなります。目が見えにくくなることも代表的な症状で、夜間に物が見えにくくなる夜盲症になったり、光が異常にまぶしく感じたりします。

良質なタンパク質は、体調の回復やストレスの緩和に期待できます。

調理

生のホッケが手に入った場合、刺身でも食べることができますが、寄生虫などの危険があるので家庭では加熱して食べたほうがよいです。生ホッケは他の魚と同じように、塩焼きや煮つけにして楽しめます。

食べ合わせ

タンパク質とビタミンCの組み合わせで、ストレス緩和に期待できます。これらはストレスによって消費されてしまう成分なので、常に補給しておくと良いでしょう。

こんな食べ合わせが体にいい

  • ホッケ(タンパク質)に、じゃがいも(ビタミンC)をプラスして、ストレスの緩和。
ホッケ

ホッケ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする