そら豆 ビタミン・ミネラルが豊富で疲労回復効果のある野菜です。そら豆の栄養と作用、調理、食べ合わせについて紹介します。初夏の訪れを知らせてくれるそら豆は、店頭に一時期しか出回らない、旬の短い豆です。そら豆はビタミン・ミネラルともに豊富で、特にビタミンB2の含有量は豆類の中でもトップクラスです。
そら豆 栄養と作用
初夏の訪れを知らせてくれるそら豆は、店頭に一時期しか出回らない、旬の短い豆です。空に向かってさやが伸びていく様子から、そら豆という名前がついたとか。
お多福豆や甘納豆といった和菓子の原料に使われていることで知られています。
そら豆はビタミン・ミネラルともに豊富で、特にビタミンB2の含有量は豆類の中でもトップクラスです。
そら豆の主な成分はタンパク質とでんぷんですが、ビタミンB1やB2、C、鉄分なども豊富に含まれています。
ビタミンB1には糖質をエネルギーに変えるはたらきがあって、疲労回復や美肌をつくるのに役立ちます。また、カリウムやカロテン、レシチンも含まれています。これらにはコレステロールを正常に保つ作用があり、動脈硬化や心臓病、高血圧の予防にも期待できます。
また、薄皮には食物繊維がたくさん含まれているので、皮ごと食べると便秘の改善によいです。
調理
そら豆は空気に触れるとすぐに味が落ちてしまうので、できるだけ早めに調理しましょう。
そら豆の美味しさは3日だけ、といわれるほど鮮度が命の野菜なので、さやごと購入した場合には、すぐにさやから豆をはずして、たっぷりのお湯に塩を入れ茹でます。青臭さが気になる人は、茹でるときにお酒を少し入れると抑えられます。
食べ合わせ
ビタミンB1は、糖質(でんぷん)が消化されてエネルギーになるのに欠かせない栄養素です。ごはんと合わせて食べると、疲労を回復したり、夏バテを防ぎます。
こんな食べ合わせが体にいい
- そら豆(ビタミンB1)プラスごはん(糖質)で、疲労回復、夏バテ防止
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