さくらんぼ 疲労回復、生活習慣病を防ぐ果物です。さくらんぼの栄養と作用、調理、食べ合わせについて紹介します。さくらんぼの果実の赤い色には、ポリフェノールの一種で抗酸化作用のあるアントシアニン色素が含まれています。
さくらんぼ 栄養と作用
6月~7月くらいに収穫されるさくらんぼは、ほどよい酸味と甘味がおいしい果物です。欧米ではチェリーといい、品種も多くあり、日本にも輸入されています。
この酸味のもとのリンゴ酸やクエン酸と、甘味のブドウ糖や果糖がバランス良く含まれていて、これらは疲労の回復の効果が期待できます。また、美肌に効果のあるビタミンC、貧血の予防に役立つ葉酸や鉄、血圧を下げるはたらきのあるカリウムなどが含まれています。
さくらんぼの果実の赤い色には、ポリフェノールの一種で抗酸化作用のあるアントシアニン色素が含まれています。これは、視力を回復するのに役だったり、さまざまな生活習慣病の原因となる活性酸素のはたらきを抑え、病気にかかりにくくします。日本のさくらんぼよりも濃い赤色で甘味も強いアメリカンチェリーには、特に豊富にポリフェノールが含まれていて、強い抗酸化力が期待できます。
同じくポリフェノールの一種であるケルセチンには、血流を良くして血管を強くするはたらきがあります。アントシアニンと共に強力な抗酸化作用で悪玉コレステロールの酸化を防ぐことによって、動脈硬化などの生活習慣病を予防します。
さらに、食物繊維や、甘味料としてお菓子などに使われているソルビトールという成分が含まれているのですが、これらは便秘の予防や改善に効果的です。ソルビトールはひんやりした感じのする成分で、体内の余分な脂肪、水分や塩分と共に排出されるので、ダイエットにも良いといわれています。ただし、お腹がゆるくなる人もいるので、食べ過ぎには注意が必要です。
調理
さくらんぼの栄養素をきちんと摂取するには、低温で保存して、新鮮なうちに食べましょう。旬が短いので、さくらんぼ酒をつくって常飲するのも方法です。
食べ合わせ
血圧を下げるカリウムとしなやかな血管をつくるタンパク質を合わせて、動脈硬化の予防に期待できます。
こんな食べ合わせが体にいい
- さくらんぼ(カリウム)にヨーグルト(タンパク質)をプラスして、動脈硬化の予防。
コメント
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