鶏肉 良質なタンパク質やビタミンで体を元気にする

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鶏肉

鶏肉 良質なタンパク質やビタミンで体を元気にします。鶏肉の栄養と作用、調理、食べ合わせにについての情報です。鶏肉には、多くの必須アミノ酸がバランスよく含まれています。

鶏肉 栄養と作用

ヘルシーで高タンパクが魅力な鶏肉は、比較的安く買えることもあり、日本の食卓にのぼることの多い食材です。

タンパク質といえば、炭水化物・脂質と並び、私たちが生きていくうえでなくてはならない三大栄養素のひとつです。なかでも、タンパク質は体のもとを作る栄養素で、筋肉、内臓、皮膚、髪や爪などのあらゆる組織の主成分となっています。また、ホルモンや酵素をつくる大切なはたらきがあります。

タンパク質は体内でアミノ酸に分解され、常に新しいものに入れ替わっていますが、アミノ酸には私たちの体内ではつくれない必須アミノ酸があり、これらを食事から摂取する必要があるのです。鶏肉には、多くの必須アミノ酸がバランスよく含まれています。

また、鶏肉には、 ビタミンA ( レチノール )や ビタミンB群 なども含まれています。ビタミンとアミノ酸を同時に摂取することで、ビタミンがアミノ酸のはたらきを助ける効果があります。ビタミンA ( レチノール )は粘膜を丈夫にして、免疫力をアップさせ、風邪やガンの予防に役立ちます。

鶏肉の豊富なタンパク質の中には、必須アミノ酸であるメチオニンが含まれています。メチオニンには肝臓の機能を高める効果があって、お酒を良く飲む人におすすめです。また、肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぐ効果もあるので、脂肪肝の予防にもなります。

さらに、鶏肉には、ゼラチン質のコラーゲンが含まれています。なかでも、最も多く含まれる部分は手羽先です。美肌のもとといわれるコラーゲンは肌の真皮をつくるのに重要な役割があって、コラーゲンを摂取することで肌のハリや潤いを保つことができます。また、骨粗しょう症の予防や、血管、目、髪などの老化予防にも効果があり、全身の老化を防いでくれます。

ダイエットをする人は、カロリーを気にして肉や乳製品などタンパク質が豊富な食品を控える傾向にありますが、不足しないように注意が必要です。ダイエットや筋トレをしている人には、鶏肉の各部位の中でも最も低脂質で高タンパク質な「ささ身」を使ったメニューがおすすめです。

調理

美肌効果が期待できるコラーゲンが手羽先に多く含まれます。煮込み料理などにすると、コラーゲンを余すことなく食べられます。

鶏肉の脂肪は不飽和脂肪酸が多いとはいえ、やはり皮はカロリーが高いので調理の際には、皮をとりのぞいて使うのがいいでしょう。朝鮮人参や当帰などと、漢方薬と組み合わせると薬効がさららに高まります。

食べ合わせ

皮膚をつくったり血管を強くするタンパク質に、βーカロテンやビタミンCを合わせることで、肌荒れを改善・解消し、美肌をつくります。食物繊維やビタミンCと合わせると、動脈硬化を防ぐはたらきがあります。ストレスがある時に動物性タンパク質、ビタミンCが補給されるとストレスが緩和されます。

こんな食べ合わせが体にいい

  • 鶏肉(タンパク質)ににんじん(βーカロテン・ビタミンC)をプラスして、肌荒れの改善。
  • 鶏肉(タンパク質)に白菜(ビタミンC・食物繊維)をプラスして、動脈硬化の予防。
  • 鶏肉(タンパク質)にほうれん草(ビタミンC)をプラスして、ストレスの緩和。

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