あさり 貧血予防や肝機能の向上に有効な貝です。高タンパクで低脂肪のヘルシーな食材なのですが、あさりの小さな身の中には凝縮された栄養素が豊富です。あさりの栄養と作用、調理、食べ合わせについて紹介します。
あさり 栄養と作用
二枚貝のあさりは、春と秋が旬です。日本での漁獲量は1980年代の半ばのピーク時と比べると半分以下になっていて、現在では中国や韓国からの輸入ものや、養殖ものも多くなっています。
高タンパクで低脂肪のヘルシーな食材なのですが、あさりの小さな身の中には凝縮された栄養素が豊富です。
特に、赤血球の合成に関わっていて血液をつくる鉄や、悪性貧血を防ぐビタミンB12が多く含まれています。ビタミンB12には肝臓の機能を強化するはたらきもあるので、アルコールを飲む時に一緒に食べれば、悪酔いや二日酔いの予防効果に期待ができます。お酒を飲む機会の多い人や生活習慣病が気になる人、女性にとってもうれしい食材なので、積極的に摂取したいものです。
また、血中の悪玉コレステロールを減少させ動脈硬化を防ぐことで知られるアミノ酸のタウリンや、良質なタンパク質が含まれています。
ビタミンB12は、卵やレバーなどにも多く含まれていますが、これらはコレステロールの値が高くなる可能性があるため、食べ過ぎに注意が必要な食材です。しかし、あさりの場合は、コレステロールを排出するはたらきのあるタウリンが豊富なので、それほど心配いりません。
調理
長い時間加熱すると身が硬くなってしまうので、短時間でさっと済ませましょう。
タウリンやグリシン、コハク酸といった旨み成分や栄養素を逃さずに摂取できるよう、煮汁ごと味わえる味噌汁や炊き込みご飯、パスタなどの調理がおすすめです。あさりのみそ汁にはあさりに含まれるタウリンが肝臓の機能を高め、みそのビタミンB群が疲れをとり疲労回復効果大です。
食べ合わせ
貧血の防止に役立つ鉄やビタミンB12を含むあさりは、鉄の吸収を助けるはたらきがあるビタミンCと合わせて摂ると効果がアップします。また、ビタミンB12をはじめ有効成分はどれも水に溶けやすいので汁ごとたべられる料理のほうが栄養分を効果的に摂れます。
こんな食べ合わせが体にいい
- あさり(鉄、ビタミンB12)にブロッコリー(ビタミンC)をプラスして、貧血の予防。
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