しじみで肝機能を改善する

栄養と作用

しじみは、淡水や淡水と海水が混ざり合った水に棲息している二枚貝の一種で、漆黒色をした殻(から)は、約3センチメートルほどの大きさです。土用しじみ、寒しじみがあるように、しじみの旬は夏と冬です。

現在では夏の土用丑の日にはウナギを食べる習慣がありますが、土用のしじみは夏バテに効くというような昔からの言い伝えもあります。

しじみに含まれる栄養成分には、カルシウムや鉄などのミネラル、ビタミンB12やビタミンB2、ビタミンAなどのビタミンがあります。また、タウリンやオルニチンといった良質なアミノ酸が豊富に含まれていて、昔から、しじみは肝臓に良いといわれてきました。

さらに、グリコーゲンという糖質が含まれているのですが、エネルギー源として即効性が高く、肝臓を活性化させて、疲労回復を早めてくれます。

アルコールの摂取が多すぎると、アルコールの分解や解毒をする肝臓がダメージを受けるのですが、アミノ酸が補給されると肝細胞の主成分のタンパク質が合成され、修復されます。ですから、しじみは悪酔いや二日酔いの防止に役立ちます。アルコールを飲み過ぎてしまった翌朝には、しじみ汁を飲んで弱った肝臓を助け、肝機能を改善させましょう。

タウリンは、肝細胞の再生を促したり、肝臓の解毒作用を高めることがわかっています。また、タウリンは、コレステロールの低下作用でも期待されています。

このように、しじみには肝臓に良いさまざまな栄養成分が、豊富にバランス良く含まれているのです。

食べ過ぎ、飲み過ぎの脂肪肝におすすめのしじみはこちら

そして、しじみは肝臓に良いだけではありません。しじみの小さな身の中に凝縮された鉄や銅、ビタミンB12は、血液をつくるのに役立ち、貧血を予防します。ほかの貝類と比べてミネラルが豊富なので、風邪や感染症の予防にも役立ちます。

しかし、慢性肝炎や肝硬変と診断されている人の場合、しじみの摂取はおすすめできません。しじみは鉄分が多いのですが、肝臓が悪いと過剰な鉄が蓄積して、そこから活性酸素が発生し、肝臓が障害されるのです。レバーやほうれん草など、同じように鉄分が豊富に含まれる食材なので、注意してください。

調理

しじみは調理前に一度冷凍することで、オルニチンの量が生のしじみに比べて7~8倍に増加します。

食べ合わせ

鉄や銅は血液をつくります。良質な植物性タンパク質の豆腐をプラスすることで、貧血予防に役立ちます。

こんな食べ合わせが体にいい

  • しじみ(鉄、銅)と豆腐(タンパク質)を合わせて摂って、貧血の予防。
しじみ

しじみ

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