グレープフルーツ ビタミンC が豊富で美肌をつくる果物です。 グレープフルーツ の栄養と作用、調理、食べ合わせについて紹介します。グレープフルーツ 1個で1日分のビタミンCを摂ることができます。
グレープフルーツ 栄養と作用
グレープフルーツはとてもみずみずしく、適度な酸味や苦味、そして甘味が絶妙な果物です。
数個の果実がブドウの房のように結実することが名前の由来だとされています。栽培には高い温度が必要なことから日本国内ではほとんど栽培されていなくて、流通しているのは輸入品です。
柑橘類全体にそうですが、グレープフルーツもビタミンCが豊富な果物のひとつです。ビタミンCは、美肌をつくったり風邪を予防するのに効果的ですが、まるまるひとつを食べれば1日分のビタミンCを摂取できるといわれています。
抗酸化作用に優れ、老化を予防してくれるビタミンCが豊富なグレープフルーツは、食後に食べると食事で摂った鉄分の吸収を高めたり、コラーゲンの合成を促して肌にハリを与えてくれます。
脂肪分解を促進してくれるナリンギンは苦味のもとの成分ですがポリフェノールの一種です。疲労回復に効果のあるクエン酸、腸内環境を整えてくれる食物繊維も含まれているので、エイジングケアには最適です。
若々しい肌を保つのにコラーゲンが欠かせませんが、コラーゲンを作り出す細胞の活性化には女性ホルモンのエストロゲンが作用します。黄体期の前期になるとエストロゲンの分泌量が減ってくるので、コラーゲンの合成を促すビタミンCが豊富なグレープフルーツはオススメです。さらに、毛細血管を強化して目のクマを緩和する働きもあります。
ただし、ソラレンという成分が光によって活性化し、肌にシミができやすくなるため、外出前は食べるのを控えたほうがよいでしょう。
グレープフルーツの効能は美容にたいするものだけではありません。
グレープフルーツに含まれているイノシトールという成分には、肝臓脂肪を蓄積させない働きがあり、コレステロール値を下げる効果があることがわかっています。また、ヘスペリジン(ビタミンP)には血液をサラサラにする作用やガンの予防効果があるといわれています。
調理
半分に輪切りにしてスプーンですくって食べるのが食べやすいですが、ジュースにしたりサラダに加えるのもよいでしょう。
グレープフルーツに含まれているビタミンCは水溶性で壊れやすく熱にも弱いので、加熱する際には調理の最後に使うようにしましょう。
食べ合わせ
食べ合わせとは話しがそれますが、グレープフルーツとは飲み合わせが悪い薬があるので注意が必要です。それは、血圧を下げるために用いられるカルシウム拮抗剤です。ほかにも、高脂血症の治療薬や三叉神経痛、てんかんなどに用いられる薬など、数十種類の治療薬も相性が良くないことがわかっています。
一緒に服用することで相互作用が起きて効力がなくなったり、副作用が強く出現するといった危険があります。
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