栄養と作用
さより ビタミンB12が貧血を予防 に役立ちます。晩冬から春にかけて旬を迎え、中型のものよりは大型のもののほうがより美味であるとされます。
脂質の含有率は白身魚の中でも特に少なく、味は淡泊ですが、たんぱく質による体力増進やストレス緩和が望めます。
ビタミンB12には赤血球をつくるはたらきがあるので、貧血の予防対策にも役立ちます。カリウムによる血圧低下作用も期待できます。
調理
ダイエット中の人はたんぱく質源として、低脂質のさよりを刺身や塩焼きにして食べるのもよいでしょう。
腹を開いてワタを抜き、腹の内側の黒い膜をよく取ってから調理します。切り身を結んだ「結びさより」は美しい椀だねになります。
こんな食べ合わせがいい
カリウムには血圧低下作用があります。アルギン酸にも血圧低下作用があるので、相乗的にはたらき、高血圧の予防が期待できるでしょう。
さより は、身は銀色で輝きがあり、腹が黄みがかかっていないのものを選びます。下あごの先がきれいな紅色のものが新鮮です。