ねぎ 免疫力を強くする香味野菜です。ねぎの栄養と作用、調理、食べ合わせについて紹介します。ねぎの栄養をきっちり摂るには、栄養価が高まる冬に積極的に食べましょう。また、比較的、ねぎの白い部分よりも緑の部分のほうが栄養価が高いので、効率よくねぎの栄養を摂取したいときは、緑の部分を料理に使うと良いでしょう。
ねぎ 栄養と作用
ねぎは一年中食べられますが、旬は11月~2月の冬の野菜です。ねぎの栄養をきっちり摂るには、栄養価が高まる冬に積極的に食べましょう。
また、比較的、ねぎの白い部分よりも緑の部分のほうが栄養価が高いので、効率よくねぎの栄養を摂取したいときは、緑の部分を料理に使うと良いでしょう。
昔から風邪をひいた時は、細かく刻んだねぎとすりおろしたショウガ、味噌を合わせたものに熱湯を注いで飲むと、体があたたまり、汗をたくさんかいて熱が下がるといわれています。
ねぎにはβーカロテン、ビタミンCなど免疫力を高める成分や、抗ウィルス作用をもつネギオールという成分が含まれています。特に、緑の部分にはβーカロテンやビタミンCが豊富です。
βーカロテン(ビタミンA)、ビタミンCのほかに、骨粗しょう症を予防するカルシウムや高血圧の予防になるカリウムも含まれています。
ねぎには、においのもととなっている硫化アリルの一種であるアリシンが含まれていて、免疫力を高めて動脈硬化の予防につながります。そして、疲労の原因物質の乳酸を分解するので疲労回復の作用や、血行を良くして体をあたためるはたらきがあります。
調理
硫化アリルは水に長時間さらすことで減ってしまうので、食べる直前に調理したほうが栄養を損なわずに摂ることができます。
刻んだねぎを冷凍保存し使う分だけを解凍すれば手間は省けますが、細かく刻んだものを保存するとねぎのパワーは失われてしまいます。できれば、使うたびに刻んだほうが風味が良く、栄養も摂ることができます。
食べ合わせ
硫化アリルが体内でビタミンB1と結合すると、アリチアミンという物質に変化して、ビタミンB1の吸収を高めてくれます。細胞を丈夫にするビタミンCと細胞をつくるタンパク質を組み合わせて、風邪予防になります。
こんな食べ合わせが体にいい
野菜