納豆夜食べるのが正解健康食納豆の栄養を効果的に摂る

納豆夜食べるのが正解健康食納豆の栄養を効果的に摂るには夜食べるようにします。

納豆夜食べるのがおすすめ

日本が誇る発酵食「納豆」は、腸内の悪玉菌を減らして腸内環境を整える、免疫力アップ、血栓の予防、骨折の予防(ビタミンKの働き)、更年期障害の改善(大豆イソフラボン)、血糖値の上昇を抑える、などがあげられます。

日本人の朝食といえば、白いごはんに納豆が定番というイメージを持っている人も多いはずです。しかし最近では医者や栄養学者の捷唱により、「納豆は夕食に食べる」のが常識となりつつあります。

その理由は、納豆のネバネバに含まれるナットウキナーゼという酵素にあります。日本人の主な死因として上げられるのが、心筋梗塞と脳血栓。このふたつの病気は発病する場所は違うのですが、どちらも血液中に「血栓」と呼ばれる血の固まりができることによって起こります。

ナットウキナーゼには、その血栓を溶かす働きがあるのです。

これは、倉敷芸術科学大の須見洋行教授が発見した酵素で、もともと人間の体にある血栓溶解酵素であるウロキナーゼと納豆にちなんで命名されました。

ナットウキナーゼの働きは、ウロキナーゼ以上に強力です。市販の納豆1パック（約100 グラム）に含まれるナットウキナーゼは、心筋梗塞の発作を起こした患者に投与されるウロキナーゼ 1 回分に相当します。

納豆を食べたあと、ナットウキナーゼが血栓を溶かす効力は、約8時間持続します。血栓ができやすいのは夜中の 2 時から朝型にかけての時間帯です。よって、朝食よりも夕食に納豆を食べるほうが、高い血栓予防の効果が期待できるのです。納豆は夜、夕食時に食べるのがおすすめです。