玉ねぎ 辛み成分が体を元気にする成分が含まれる野菜です。 玉ねぎ の栄養と作用、調理、食べ合わせについて紹介します。
玉ねぎ 栄養と作用
玉ねぎの 収穫は春と秋に行われます。3月~5月の春に収穫される新玉ねぎと、8月~11月に収穫される秋玉ねぎがあります。新玉ねぎは、早取りしてすぐに出荷されるもので、皮が薄く水分が多くてやわらかいのが特徴です。
玉ねぎには、ビタミンB1、ビタミンC、カリウム、カルシウムなどの栄養素が含まれています。栄養素自体の栄養価はそれほど高くはありませんが、栄養素の吸収を助ける成分が多く含まれます。香味と香りが疲労や不眠症に力を発揮します。
現在、最もよく出回っている品種が 黄たまねぎ です。生のままでは辛みが強いのですが、非を通すと甘みが出ておいしいです。
玉ねぎを切ると目にしみて涙が出るのは、硫化アリルという含有成分が原因です。玉ねぎを生で食べたときの独特の辛みのもとの成分です。
硫化アリルは消化液の分泌を促し、細胞が生まれ変わるサイクルを活発にして、丈夫な体をつくるはたらきをします。血をサラサラにするはたらきもあり、動脈硬化、高血圧や糖尿病などの予防に効果が期待できます。
また、硫化アリルの一種のアリシンが体内でビタミンB1と結合するとアリチアミンという物質となり、ビタミンB1の吸収を高めます。ですから、ビタミンB1を多く含む食材と一緒に摂ることで、疲労や食欲不振、不眠の改善などにつながります。
体内の毒素をやっつけるたまねぎの解毒パワーについてはこちら
調理
硫化アリルは、揮発性がとても高く、加熱することで別の物質に変化してしまいます。それから、水溶性のため、食べるときには水に長時間さらしすぎないように注意しましょう。効果を生かすには、生で食べるのがおすすめです。
食べ合わせ
硫化アリルは、ビタミンB1の吸収を高め、エネルギーの代謝が活発になって、疲労回復に効果的です。カリウムは、高血圧の抑制作用があるので、コレステロールの代謝を促すものと合わせて摂って、高血圧や動脈硬化の予防に期待ができます。
コメント
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