柿 たっぷりのビタミンで美肌になる効果がある果物です。柿の栄養と作用、調理、食べ合わせについて紹介します。『柿が赤くなると医者が青くなる』ということわざがありますが、赤く実った柿を食べると人々が病気にならず医者は商売にならない、というような意味で、それほど柿には栄養がたくさん含まれているということを表しています。
柿 栄養と作用
柿は9月~11月ごろの秋が旬のくだものです。『柿が赤くなると医者が青くなる』ということわざがありますが、赤く実った柿を食べると人々が病気にならず医者は商売にならない、というような意味で、それほど柿には栄養がたくさん含まれているということを表しています。
さまざまな栄養素が含まれている柿ですが、一番多く含まれているのはビタミンCです。柿は柑橘類やいちごのように酸味がそれほど感じられないので、ビタミンCと聞いて意外に感じる人もいるかもしれませんが、みかんの2倍くらいのビタミンCが含まれていて、一日にひとつ柿を食べれば、一日のビタミンC必要量を補えるほどなのです。ビタミンCは活性酸素を抑制し、肌のシミやソバカスを予防したり、コラーゲンの生成を促すので、しわ、たるみなどを防ぎ、潤いのある若々しい肌を保ちます。このように、美肌の効果に期待できます。
また、柿に一緒に含まれているβーカロテンは、ビタミンCと同じように優れた抗酸化作用をもつ成分で、ビタミンCと同時に摂取することで相乗作用が起こって、肌あれなどに効果的です。特に、干し柿の場合には、生の柿と比べて2倍のβーカロテンが含まれていて、効率よく摂取することができるといいます。
柿の渋味を感じることもあるかと思いますが、これはポリフェノールの一種のタンニンという渋味成分によるものです。タンニンには血液中にある毒素や悪玉菌を減らして血液の流れを良くするはたらきがあるため、体の新陳代謝が良くなると考えられています。
アルコールを分解する酵素のアルコールデヒドロゲナーゼが含まれていて、血中アルコール濃度が上昇するのを抑制します。さらに利尿作用のあるカリウムとの相乗効果で、血圧を下げたり、つらい二日酔いにも効果的です。
これらのように、柿は豊富な栄養分を含んでいる食べものですが、気をつけなければならないのは、タンニンが鉄と結びつき鉄分の吸収を妨げることです。ですから、貧血気味の人は一度にたくさんの量を摂るのは控えたほうがよいです。
調理
柿は、果肉だけでなく、葉のほうも利用されます。若葉には、果肉よりもたくさんのビタミンCが含まれているといわれていて、お茶にして飲むと良いです。
食べ合わせ
コラーゲンの生成を促すビタミンCと、健康な肌をつくるタンパク質を合わせて摂ると、美肌の効果に期待ができます。
こんな食べ合わせが体にいい
- 柿(ビタミンC)にヨーグルト(タンパク質)をプラスして、肌あれの改善。
コメント
[…] くなると、医者が青くなる」という言葉もあるほどですが、消化が悪く、また身体を冷やすので、胃腸の弱い人や、病後、産後は食べ過ぎに注意してください。http://www.hood-memo.info/persimmon/ […]
[…] 柿カロチンとビタミンC が豊富で、身体の抵抗力増強に効果があります。渋味成分のカキタンニンに高血圧予防の効果があります。また、「二日酔いの特効薬」とも呼ばれています。柿の健康効果は古くから知られていて、「柿が赤くなると、医者が青くなる」という言葉もあるほどですが、消化が悪く、また身体を冷やすので、胃腸の弱い人や、病後、産後は食べ過ぎに注意してください。 https://www.hood-memo.info/persimmon/ […]
[…] 柿のたっぷりのビタミンで美肌になる | 食材のプロフィール […]