かぼちゃ βーカロテン豊富 風邪 美肌に効果的な野菜です。かぼちゃの栄養と調理よい食べ合わせについて紹介します。かぼちゃ に豊富な β-カロテン は、かぼちゃをはじめとした緑黄色野菜に多くふくまれ、体内でビタミンAに変換しビタミンA として働きます。
かぼちゃ 栄養と作用
かぼちゃの種類は、日本かぼちゃ、西洋かぼちゃ、観賞用にもされるペポかぼちゃの3種類に分けられます。その昔は日本かぼちゃが主流となっていましたが、現在では甘みの強い西洋かぼちゃ(えびすかぼちゃ・栗かぼちゃなど)が人気があります。
かぼちゃの主成分は、ビタミンA(βーカロテン)、ビタミンC、ビタミンE、カルシウムです。
かぼちゃ の中身は黄色やオレンジ色ですが、この色はβーカロテンの色です。βーカロテンは天然色素カロテノイドの一種で、必要に応じ私たちの体内でビタミンAに変わります。カロテノイドは、目の病気や生活習慣病などを予防したり改善することで、よく知られています。
かぼちゃなど緑黄色野菜にはカロテノイドがたっぷりと含まれています。ルテインたっぷりの旬のかぼちゃ
βーカロテンには皮膚や粘膜を強くするはたらきがあるので、美肌をつくったり、風邪を予防したり、視力を維持するのに期待できます。そして、βーカロテンには抗酸化作用があるので、ビタミンCとともに、ガンの予防にもはたらきます。
かぼちゃは、中の果肉の部分よりも皮のほうが栄養価が高いので、皮ごと食べたほうが良いです。また、ワタに含まれるβーカロテンの量は、果肉の5倍くらいあるといわれているので、こちらも残さず食べたいところです。
調理
かぼちゃのビタミンCは熱に強いので、調理しても栄養を効率良く摂取できます。油と相性が良く、βーカロテンの吸収率も高まるので、炒めたり揚げたりして食べると良いです。
普通、かぼちゃのワタと種はスプーンでくりぬいて果肉だけを調理すると思いますが、実は、たいてい捨てられてしまうワタや種にも、栄養がたくさん含まれているのです。ワタはスープなどの具に、種は軽く炒って殻を割り、中身に塩を振ったりするとおいしく食べられます。手間がかかりちょっと面倒なので、時間に余裕のある時にやってみると良いです。
食べ合わせ
βーカロテン、ビタミンC、ビタミンE には抗酸化作用があって、タンパク質は細胞をつくります。そして、これらを組み合わせると、免疫力増強作用があります。ビタミンC、タンパク質、カルシウムはストレスがかかることによって消費されてしまうので、日頃から摂っておくようにしましょう。