しいたけ 生活習慣病の予防に最適なきのこです。しいたけの栄養と作用、調理、食べ合わせについて紹介します。しいたけは低カロリーで、食物繊維が豊富です。特に生活習慣病や便秘の人などにおすすめな食材です。乾しいたけにはビタミンDが多く含まれていて、これは、しいたけに含まれるエリゴステロールという成分が、紫外線にあたるとビタミンDに変化するためです。
しいたけ 栄養と作用
しいたけは低カロリーで、食物繊維が豊富です。特に生活習慣病や便秘の人などにおすすめな食材です。
食物繊維は、腸の中で有用な細菌を増やすとともに、コレステロールや発ガン物質を吸着して体外へ排出するはたらきがあります。また、便秘の予防・改善に役立つとともに、健康的なダイエット効果を期待することができます。
乾しいたけには生のきのこ類に比べビタミンDが多く含まれています。これは、しいたけに含まれているエリゴステロールという成分が、紫外線にあたると骨の形成に欠かせないビタミンDに変化するためです。紫外線を浴びることで体内で作られるビタミンDですが、同じようにしいたけも紫外線にあたるとビタミンDが増えます。
ビタミンDは、腸からカルシウムの吸収、骨へのカルシウム吸着など、体内でのカルシウムの代謝に大きな役割を果たしています。骨がもろくなることによる足腰の痛みや骨粗鬆症の予防には、適度に運動すること、カルシウム・ビタミンDを含む食品を多く摂取することが望ましいです。
「天日干し」と書いて売られている乾しいたけもありますが、この天日干しでビタミンDが増える作用はしばらくすると元に戻ってしまうため、食べる前に天日干しするほうが良いです。
ほかに、抗ガン作用があるといわれているレンチナンという物質が含まれていて、リンパ球やNK細胞(ナチュラルキラー細胞)などを活性化するとともに、ガン細胞の増殖抑制に期待できます。
血圧降下作用や、コレステロールを下げる作用などもあります。しいたけには、ほかのきのこ類にはないエリタデニンという成分が含まれていて、血液中の悪玉コレステロール値を下げ、善玉コレステロール値を上げ、総コレステロール値を下げるはたらきがあります。総コレステロール値を下げることによって、血流がスムーズなり、血圧を下げることも期待できます。
調理
エルゴステロールは、紫外線にあたるとビタミンDに変化するので、ビタミンDを多く摂りたい時は、しいたけを天日干しにしてから調理しましょう。
食べ合わせ
DHAとEPAにはコレステロールの低下作用があるので、エリタデニンが含まれるしいたけと合わせて摂れば、動脈硬化の予防につながります。
椎茸のもどし汁が血圧を下げ安定させるではシイタケの戻し汁で血管をしなやかにしてくれます。
こんな食べ合わせが体にいい
- しいたけ(エリタデニン)にアジ(DHA・EPA)をプラスして、動脈硬化の予防
きのこ類
コメント
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