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シシャモ カルシウムが豊富で骨を強くする

シシャモ カルシウムが豊富で骨を強くする魚です。シシャモの栄養と作用、調理、食べ合わせについて紹介します。

シシャモ 栄養と作用

シシャモは体長が15㎝ほどの大きさで、まるごと食べられることで人気の魚です。北海道で水揚げされる『本シシャモ』と呼ばれるシシャモは国産の希少な魚で価格も高めですが、一般に「子持ちシシャモ」としてスーパーマーケットなどで販売されているのは、ノルウェーなどから輸入されている「カラフトシシャモ」です。

本シシャモの旬は秋です。産卵のために海から川をさかのぼる10月~11月中旬くらいのわずかな期間だといいます。産地の北海道では、卵を持ったメスのシシャモよりもオスのほうがさっぱりとした旨みで、人気があるようです。

シシャモは頭や骨までまるごと食べられるので、豊富に含まれるカルシウムを効率的に摂取できます。カルシウムの吸収を助けるビタミンDも多く含まれているので、骨や歯を丈夫にするのに役立ちます。成長期の子供にぴったりの食材だし、年齢を重ねてからの骨粗しょう症の予防にもなります。

カルシウムは、イライラをしずめるのにも良いといわれている栄養素です。カルシウムは神経や筋肉の活動をスムーズにするために欠かせない働きをしているのですが、血液中にカルシウムが不足すると、それによって筋肉や神経の興奮が異常となってイライラが起こるといわれています。

血圧を安定させるカリウムも含まれているので、高血圧の対策にも良いです。新陳代謝の活性化といった基礎的な体の機能の向上に必要な、マグネシウムや亜鉛などのミネラルも含まれています。

ほかにも、抗酸化作用がありアンチエイジングやガンの予防に期待できるビタミンEやセレン、脂質の代謝に関わりエネルギーの生成を促進して疲労回復につながるビタミンB2も豊富に含まれています。青魚に多く含まれる不飽和脂肪酸のDHAやEPAも含まれていて、生活習慣病の予防にも期待ができます。

調理

まるごと食べて栄養を余さずに摂るためには、頭や卵もしっかり加熱しましょう。
冷凍保存も可能ですが、解凍すると腹部から身崩れしやすいので、そのまま焼いたほうが良いです。グリルなどで焼くのが一般的ですが、フライパンでバター焼きにしたり、てんぷらや唐揚げなどにしてもおいしいです。

食べ合わせ

骨を強く丈夫にするカルシウムと、血圧の低下作用があるカリウムを合わせて食べることで、骨粗しょう症の予防、高血圧の予防につながります。

こんな食べ合わせが体にいい

シシャモ

魚介類

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