さつまいも 食物繊維たっぷりな美と健康の野菜 です。また、さつまいもに含まれるセルロース・ペクチン等の食物繊維は、便秘を解消させる作用だけでなく、血液中のコレステロールを低下させる作用や血糖値をコントロールする働きもあります。
さつまいも 栄養と作用
秋の味覚として代表的な食べ物である さつまいも は、焼いたりふかしたりして食べるだけでなく、さまざまな調理方法で楽しむことができます。
いも類は、栄養の面から見ても米や麦などの穀類と同様にエネルギー源となる糖質を多く含んでいるので、世界には主食としている民族もいますが、さつまいもにはビタミンやミネラルも含まれているので、穀類プラス野菜の栄養素を合わせもっていて、その栄養バランスはとても優れています。
さつまいもで便通が改善されることは、よく知られています。さつまいもに豊富に含まれている食物繊維は、消化できない不溶性食物繊維のセルロースで、腸を刺激して便秘の予防・改善に役立ちます。さつまいもを切った時に切り口に出てくる乳白色の汁はヤラピンという成分で、これには、便をやわらかくして便通をよくするはたらきがあります。
食物繊維にはコレステロールや血糖値を抑制する作用もあるので、美容に気を使う人だけでなく、生活習慣病が気になる人にもおすすめです。
腸内環境が良くなると、便秘による肌荒れなども改善しますし、腸は免疫力に関係する大切な臓器ですから、全身の健康のために役立ちます。
さつまいもには糖分をエネルギーに変えるビタミンB群や、抗酸化作用を持つビタミンE、コラーゲンの生成を促進するビタミンCなど、ビタミン類が豊富です。なかでも豊富なのはビタミンCで、その含有量は柑橘類に並ぶほどともいわれます。
ビタミンCは、つやのある肌を保つために必要なコラーゲンの形成にはたらくほか、シミやそばかすの抑制、ニキビの予防や傷あとの回復などにも効果があります。ビタミンEは、ガンの原因となる過酸化脂質の発生を抑えます。
さつまいもは、主成分が糖質で味も甘いことから、食べると太りやすいと考えられがちですが、蒸したさつまいもなどはカロリーが少なく、脂質もほとんど含まれていません。栄養源となりながら太りにくく、美容にも役立つ成分が含まれ、女性にはうれしい食材なのです。
ほかにも、さつまいもには、体内の余分な塩分を排出するカリウムやカルシウムなどのミネラル、といったさまざまな栄養素がバランスよく含まれています。
さつまいも 食物繊維
さつまいもには、どのくらいの量の食物繊維が含まるのでしょうか。皮なし、皮付きそれぞれのさつまいも 100 g あたりの食物繊維含有量を紹介します。皮ありのほうが食物繊維が多いので、食物繊維をたっぷり摂るのであれば皮つきのまま調理したほうがいいでしょう。
- 皮なし
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- 生:2.2 g (水溶性食物繊維:0.6 g 不溶性食物繊維:1.6 g)
- 蒸し:2.3 g (水溶性食物繊維:0.6 g 不溶性食物繊維:1.7 g)
- 焼き:3.5 g (水溶性食物繊維:1.1 g 不溶性食物繊維:2.4 g)
- 皮付き
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- 生:2.8 g(水溶性食物繊維:0.9g 不溶性食物繊維:1.9g)
- 蒸し:3.8 g(水溶性食物繊維:1.0g 不溶性食物繊維:2.8 g)
- 天ぷら:3.1 g(水溶性食物繊維:0.9 g 不溶性食物繊維:2.2 g)
コメント
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