糖 エネルギー 源 だから断糖はできないという勘違い

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糖 エネルギー 源 だから断糖はできないという勘違いについて書いてみようと思います。現代人が糖質の過剰摂取については、言うまでもありません。私は、ごはんが好きなので食事の際にごはんが欠かせません。もちろん、パンやうどん、そば、パスタなども食べますが、やっっぱりごはんが大好きです。朝食はパンなのですが、朝食のあとに眠くなったことはありません。ところが、昼食のあとは眠くなります。

午後 眠い 人は昼食で糖質の過剰摂取になっている

のとおり、昼食を食べて午後になると仕事に集中できなくなり、とにかく眠くなります。これについては、しっかり自分で納得してから 断糖 を行いたいと思っていました。

糖 エネルギー 源 だから減らすと脳が働くなると思っていた

私、個人として 断糖 をする前に、まずは糖質が体内でどのように利用されているのかを知る必要がありました。

食事から取り入れた砂糖や炭水化物は、胃腸で消化・吸収されるとき、消化すいぞう酵素の働きでブドウ糖に変えられます。

ブドウ糖が血液中に流れ込むと、膵臓から分泌されるインスリンによって細胞内にあるミトコンドリアに送り込まれます。ミトコンドリアは、酸素を使って糖質を分解(糖化) したときに発生したエネルギーを、細胞内で使える形にしています。

このミトコンドリアでブドウ糖は燃料として燃やされ、脳で考えたり、内臓や筋肉を動かしたり、体温や脈拍を維持したりと、さまざまな生命活動のエネルギーになります。

しかし、食べたものすべてがエネルギーとして燃やされるわけではありません。使いきれなかったブドウ糖は、インスリンによって肝臓ではグリコーゲンに、脂肪細胞では中性脂肪に変換して、いざというときに使えるエネルギー源として蓄えておきます。

では、「いざというとき」には、どのようにしてエネルギーをつくり出しているのでしょう。

体が絶食状態になると、肝臓がブドウ糖をつくる役割を担います。肝臓に蓄えていたグリコーゲンを分解してブドウ糖に戻すことで、脳はブドウ糖を利用できるようになります。

ただ、グリコーゲンは数時間でなくなりますが、その間に食事をしなくても低血糖にならずに済みます。たとえば、夕食を摂って翌朝まで何も食べなくても低血糖にならないのは、肝臓からブドウ糖がつくられているからなのです。

グリコーゲンが使いきられてしまうと、今度は筋肉からタンパク質を分解してアミノ酸がつくられ、脂肪細胞からは中性脂肪を分解してグリセロール(グリセリンともいう) や遊離脂肪酸がつくられます。

遊離脂肪酸のエネルギーは筋肉で使うことができ、肝臓でも使えるので、これで体の機能は維持できるようになります。

ところが、脳は脂肪酸を使えず、ブドウ糖しか受けつけません。そこで、筋肉のタンパク質が分解されてつくられるアミノ酸と、脂肪細胞の中性脂肪が分解されてつくられるグリセロールをもとにして、肝臓はブドウ糖をつくり出して脳に供給するようになります。

つまり、絶食状態になると、蓄えていたグリコーゲンを数時問以内で使い果たす短期的な対応と、筋肉や脂肪を分解してアミノ酸やグリセロールからブドウ糖をつくるという長期的な対応の2段構えで、脳や体が機能するような対策が取られるのです。

糖がなくても脳にブドウ糖を供給できるので断糖をしてもOK

タンパク質と脂質は、体にとって必須の栄養素ですから断つことはできません。しかし、糖質はエネルギー源ではありますが、これを断ってもタンパク質と脂質をきちんと摂っていれば、体内でブドウ糖をつくり出すことができます。

したがって、「糖質は脳にとって唯一のエネルギー源だから摂らなければならない」というのは間違いです。確かに、脳は「ブドウ糖」しか受けつけないので糖は必要ですが、ブドウ糖は糖質以外からもつくられるので摂る必要はないのです。糖質は、AGEs を増やして老化を早める物質以外の何物でもありません。糖を摂らなければ、細胞が糖化や酸化されることは少なくなります。これによって老化を予防でき、むしろ病気になるリスクを減らせるようにもなるのです。

糖質制限食 もいいという意見と悪いという意見のふたつがある

一時期、すごい盛り上がりを見せた 糖質制限食 ですが、糖質を摂らずにたんぱく質を摂るという食事療法です。ごはん、パン、うどん、パスタなどを食べない変わりに油や肉などのたんぱく質は食べていいというものです。

私自身はごはんが大好きなので、あまり気にならなかったのですが、糖質制限食でダイエットに成功した友人の姿を見てすばらしいダイエット方法だとビックリしたのを覚えています。

糖質を減らしたり、制限してしまうとエネルギーが不足してしまうのでは?と当時思ったりしていたのですが、これで納得できたので 断糖 を行ってみたいと思います。

糖質制限食でダイエットに成功した友人は、糖質を減らした低糖質パンなどがあるからそれをよく食べたと言っていました。

ごはんにも低糖質ごはんがあるかさがしてみようと思っています。まず、昼食のごはんをやめるか制限して午後の仕事で眠くならないかを実験してみたいと思います。私の仕事は、午後になると面倒というか細かい仕事が多くなるので、うとうとしている場合ではありません。断糖 に挑みたいと思います。

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