トマト 細胞も元気にする栄養満点の野菜です。トマトの栄養と作用、調理、食べ合わせについて紹介します。トマトは栄養のかたまりといえるほどの健康野菜です。なかでも、カロテノイドの一種で赤い色素成分のリコピンには、強力な抗酸化作用があることが知られています。
トマト 栄養と作用
トマトは栄養のかたまりといえるほどの健康野菜です。なかでも、カロテノイドの一種で赤い色素成分のリコピンには、強力な抗酸化作用があることが知られています。
私たちが生きていくうえで酸素は必要不可欠なものなのですが、酸素には細胞を酸化させ、老化や動脈硬化、ガンなどの生活習慣病を引き起こす作用があります。そこで、強い抗酸化作用を持つリコピンやβ-カロテンに期待が集まっているのです。
リコピンは、有害な活性酸素を除去し、生活習慣病を予防するはたらきを持っています。
トマトは、低カロリーでありながら、さまざまな栄養成分を含んでいます。βーカロテンが豊富で、肌や粘膜を健康に保ち、肌荒れを改善したり風邪を予防します。コラーゲンの生成を促すビタミンCも含まれていて、美肌効果にも期待できます。
ほかにも、老化を抑制するビタミンE、塩分の排出を助け高血圧を予防するカリウム、コレステロールを低下する水溶性食物繊維のペクチンなどがバランス良く含まれています。カリウムとリコピンの作用がやはり血圧を下げるのに作用します。
調理
リコピンは、もともと油に溶けやすい性質を持っているので、油を使って調理することで、吸収力がグンと高まります。熱に強いので、炒めたり煮込んだりしても成分がそれほど減少する心配がありません。
生で食べるより、オリーブオイルなどと一緒にトマトソースにしたり、シチューのベースなどとして調理するのがおすすめです。ピューレやケチャップなどの加工品を利用するのもよいです。
食べ合わせ
βーカロテン・ビタミンCには抗酸化作用があって、細胞を丈夫にします。ビタミンCはコラーゲンの生成を促し、タンパク質は肌をつくるので、合わせて摂ることで美肌づくりに期待できます。
こんな食べ合わせが体にいい
野菜